モンテカルロ法やウィナーズ投資法によく似た必勝法に「2in1法」があります。
つまり、この必勝法も負けた分を何回かの勝ちによって回収していくシステムのものになります。
2in1法は他の必勝法とも組み合わせて使うことができるので、使いこなせれば非常に有効な必勝法になりそうです。
2in1法の使い方
ウィナーズ投資法と同じく、この必勝法も2連敗したところからのスタートとなります。
2in1法は、勝率1/2・配当2倍または、勝率1/3・配当3倍のどちらでも有効です!
【2倍配当】バカラ・ルーレット(赤黒)・シックボー・ブラックジャックなど
【3倍配当】ルーレットのダズン・カラムベットなど
ルールについて
まず、基本となる賭け金を設定します(ここでは$1)。
次に2連敗するまでは、その金額をベットし続けます。
そして2連敗したところから、この必勝法の使用スタート!
- 紙に2回分の賭け金をメモする
今回は$1を賭けているので、「1 1」となる
- 3回目は、両端の数の合計を賭け金とする
1+1=$2をベットします
⇩
- 【負けた場合】数列の右端にベット額を書き足す
$2賭けたので、数列は「1 1 2」となります
次のプレイでは、両端の合計(1+2)の$3を賭ける
- 【勝った場合】数列の両端を1つずつ消す
「1 1 2」
- 数字が1つの時は、その数を賭ける
この場合(1 1 2)なら、$1を賭ける
このように進めていき、数字がすべて消えた時点で1セッション完了となります!
さらにプレイを続ける場合は、また同じことを繰り返します。
流れをまとめるとこんな感じ。
実際の使い方をシュミレーション
では、実際のゲームではどのように使うのかを見てみましょう。
回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1回目 | 1 | × | -1 | |
2回目 | 1 | × | -2 | |
3回目 | 1 1 | 2 | × | -4 |
4回目 | 1 1 2 | 3 | × | -7 |
5回目 | 1 1 2 3 | 4 | ○ | -3 |
6回目 | 3 | × | -6 | |
7回目 | 1 2 3 | 4 | ○ | -2 |
8回目 | 2 | × | -4 | |
9回目 | 2 2 | 4 | × | -8 |
10回目 | 2 2 4 | 6 | ○ | -2 |
11回目 | 2 | ○ | ±0 |
11回プレイして、4勝7敗でした。
大きく負け越したにもかかわらず、収支は±0になっています。
このように2in1法は、負け越していてもプレイ終了時には損失分が回収できる(収支が±0になる)必勝法です。
2in1法は利益を出せない必勝法!?
2in1法は、終了時に必ず収支が±0になる必勝法です。
そのため、この必勝法では利益を出すことができないんです!
では2in1法を使うメリットとは何なのか?
次の表を見てください。
これは、実際にバカラでプレイした時の記録です。
赤色の部分が必勝法の使用時です。
PLAYERにのみ賭け続け、15回のプレイで7勝8敗でした。
回数 | 数列 | 賭け金 | 勝敗 | 累計損益 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | ○ | 1 | |
2 | 1 | × | 0 | |
3 | 1 | × | -1 | |
4 | 1 1 | 2 | × | -3 |
5 | 1 1 2 | 3 | × | -6 |
6 | 1 1 2 3 | 4 | × | -10 |
7 | 1 1 2 3 4 | 5 | × | -15 |
8 | 1 1 2 3 4 5 | 6 | ○ | -9 |
9 | 5 | × | -14 | |
10 | 1 2 3 4 5 | 6 | ○ | -8 |
11 | 6 | ○ | -2 | |
12 | 3 | × | −5 | |
13 | 3 3 | 6 | ○ | 1 |
14 | 1 | ○ | 2 | |
15 | 1 | ○ | 3 |
最終的な収支は+3になりました。
必勝法を使ったところは収支が±0になるので、それ以外で稼いだ利益はすべて手元に残ることになります!
つまり、2in1法はそれ自体で利益を出すための必勝法ではなく、勝った時に稼いだ利益を守るためのものと言えるでしょう。
だからこそ、2in1法を使う時には、その他の必勝法との併用が活きてくるんです。
では、どんな時にどの必勝法と組み合わせるのが良いのかをパターン別に見ていきましょう。
他の必勝法との組み合わせ
勝ち負けが交互に続く場合
2in1法は何度かの連勝によって徐々に損失分を取り戻すシステムなので、勝ち負けが交互に続く時には効果を発揮しません。
2in1法 | マーチンゲール法 | |||||
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | × | -1 | 1 | × | -1 |
2 | 1 | × | -2 | 1 | × | -2 |
3 | 2 | × | -4 | 2 | × | -4 |
4 | 3 | ○ | -1 | 4 | ○ | 0 |
5 | 1 | × | -2 | 1 | × | -1 |
6 | 2 | ○ | 0 | 2 | ○ | 1 |
7 | 1 | × | -1 | 1 | × | 0 |
8 | 1 | ○ | ±0 | 2 | ○ | +2 |
このようなパターンの時には、マーチンゲール系の必勝法を使った方が効果的です!
勝ちが続く時
2in1方は守りタイプの必勝法のため、連勝時にはあまり有効ではありません。
資金の増え方が非常に緩やかなので、流れがきていると感じた時はパーレー系の勝法で利益を狙いにいくと良いでしょう。
2in1法 | パーレー法 | |||||
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | × | -1 | 1 | × | -1 |
2 | 1 | × | -2 | 1 | × | -2 |
3 | 2 | ○ | 0 | 1 | ○ | -1 |
4 | 1 | ○ | 1 | 2 | ○ | 1 |
5 | 1 | ○ | 2 | 4 | ○ | 5 |
6 | 1 | ○ | 3 | 8 | ○ | 13 |
7 | 1 | ○ | 4 | 16 | ○ | 29 |
8 | 1 | ○ | +5 | 32 | ○ | +61 |
負けが続く場合
負けが続くと、それだけ損失分を取り戻すのに長いゲーム数が必要になってしまいます。
その結果、ベット額がじわじわと増えていってしまうので、「資金が尽きる・ベットリミットに達してしまう」などの問題が出てくるでしょう。
そこで、連敗時にはどこかで損切りをして、他の必勝法に切り替えるべきです。
例えばマーチンゲール法のように、一度の勝利でそれまでの損失分を取り戻せるものがおすすめ!
2in1法 | マーチンゲール法 | |||||
回数 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 | 賭け金 | 勝敗 | 損益 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | × | -1 | 1 | × | -1 |
2 | 1 | × | -2 | 1 | × | -2 |
3 | 2 | × | -4 | 2 | × | -4 |
4 | 3 | × | -7 | 4 | × | -8 |
5 | 4 | ○ | -3 | 8 | ○ | 0 |
6 | 3 | × | -6 | 1 | × | -1 |
7 | 4 | × | -10 | 2 | × | 3 |
8 | 5 | ○ | -5 | 4 | ○ | +1 |
まとめ
2in1法は、それまでの損失分を取り戻すための必勝法です。
使用にあたっては、比較的リスクが小さく、賭け金の増加も緩やかな点がメリット!
しかし、勝ちが続かないと長期戦となり、賭け金もじわじわと増えていくので、プレイ前にどこで損切りをするのかのポイントを決めておくと良いでしょう。
また、この必勝法は、それ自体では利益を生み出さないので、他の必勝法と組み合わせて使うとより効果的です!
勝ち負けが交互 | マーチンゲール法・グレートマーチンゲール法 |
勝ちが続く | パーレー法・グレートパーレー法 |
負けが続く | マーチンゲール法・グレートマーチンゲール法 |
2in1法なら、損失分はしっかりと回収した上で、利益を確保することができます。
2in1法の効果を実践・検証
2in1法を使ってプレイしてみた結果をブログで報告しています。
実際のゲームの流れの中で使ってみると、どうなるのか?本当に使える必勝法なのか?などなど…
使ってみて分かったこと・感じたことを書いているので、リアルな結果を知りたい人はブログをぜひチェックしてみてください!